フィリピンで巨大な火球が観測され、夜空が青白い光で照らされる様子をカメラが捉えました。

 フィリピン北部のカガヤン州で5日、巨大な火球がまばゆい光を発しながら落下していく様子が観測されました。

 この火球となった岩石は直径約1メートルの小惑星で、火球となって大気圏に突入する8時間前にアメリカ・アリゾナ州の天文学者が発見していました。

 大気圏に突入する小惑星を事前に発見した例は少なく、ヨーロッパ宇宙機関は「大気圏突入前に人類が発見した9番目の小惑星」としています。

 今回の火球と同じ大きさの小惑星は、2週間に1回の頻度で地球に接近しているということです。