インカレ水泳2日目。 男子200mバタフライ決勝には、同種目でパリオリンピック代表の寺門弦輝選手(日本大学4年)が出場しました。 この種目は去年まで同じ日本大学出身の本多灯選手が4連覇しており、決勝に残った選手のうち、だれが勝っても初優勝となるレース。 予選を終えた寺門選手は決勝について「オリンピックまで順調だったため1分53秒ぐらい出てもいいんじゃないかと思う。でもオリンピックで結構こけたので、決勝では次のシーズンにつなげるための1分54秒という位置づけでタイムを出したい」と話していました。

迎えた決勝のレース。 4レーンの寺門選手は最初の50mから先頭に立つと、100mの折り返しでは2位に体ひとつ分のリードをとります。 終盤にはそのリードをさらに広げ、1:54.85でこの種目インカレ初優勝。4年生として最後のインカレで、オリンピック代表の意地を見せました。 宣言通り1分54秒台を出しての優勝となったものの、寺門選手は「結構感覚が良かったため貪欲に53秒を狙っていた。ラスト25mあたりで大きくばてたため、ちょっと悔しい部分もある」と納得のいくタイムではなかった様子。それでも「53秒を出すために、水中動作やターンなど泳ぎ以外の部分をつめていきたい」と先を見据えたコメントをしました。

男子200mバタフライ結果 1位 寺門弦輝 日本大学4年 1:54.85 2位 丹保 陸 法政大学3年 1:56.72 3位 上川畑英 明治大学2年 1:56.92

※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。