ウクライナがロシア各地に過去最大規模のドローン攻撃を行い、モスクワ郊外の高層アパートを直撃するなど被害が出ています。

 ロシア国防省によりますと、9日夜から10日未明にかけて、ウクライナ軍による大規模なドローン攻撃がありました。

 モスクワ周辺で20機のほか、合わせて144機を迎撃したということです。

 モスクワ市の南東40キロにあるラメンスコエでは複数の高層アパートにドローンが直撃し、46歳の女性が死亡しました。

 また、モスクワ近郊のドモジェドボ空港など複数の空港では航空機の離発着を一時、見合わせたほか、ラメンスコエ空港には撃墜されたドローンの機体が落下した模様です。

 ドローンが最も多く飛来したのはロシア西部のブリャンスク地方で、72機を迎撃したということです。