世界遺産に登録されている富山県南砺市の合掌造り集落では、昔ながらの方法による稲刈りが行われました。

 相倉合掌造り集落では、世界遺産登録を契機に棚田の保全を目的とした「棚田オーナー」を募集していて、景観を守る取り組みを20年以上続けています。

 県内外から参加したおよそ160人が、2400平方メートルある棚田の稲を手作業で収穫し、「はさ掛け」と呼ばれる昔ながらの方法で天日干しを行いました。

東京からの参加者 「(Q.昔ながらの作業ですが、やってみていかがですか?)縄文時代に帰ったような、縄文人になった気分」

神奈川からの参加者 「食べ物をこうやって作って収穫するというのは貴重な体験、重要なものなんだとしみじみ感じます」

 収穫した米は参加者らに配られるほか、「世界遺産米」の銘柄で地元の土産店などで販売される予定です。