宮城県と仙台市が導入を目指す宿泊税について、観光地の鳴子温泉郷を抱える大崎市議会は13日に「拙速な税の導入に反対する」とする意見書を全会一致で採択しました。

 13日に開会した大崎市議会では、議員から県の宿泊税導入に反対する意見書が提出されました。

 意見書は「県と仙台市だけで協議し導入するのでは理解を得難い」「使途や目的が不明確」などとして「拙速な導入には反対する」と訴えています。

 議長「本案は原案の通り決定することにご異議ありませんか」
 議員「なし」
 議長「ご異議なしと認めます」

 意見書は全会一致で採択されました。来週、村井知事宛てに提出されます。

 12日夜に県の説明会に参加していた鳴子温泉観光協会の藤田会長も、傍聴席で採択を見守りました。

 大崎市議会後藤錦信議長「鳴子温泉郷から大きな反対の声が出ていることについては、これまでの県の観光推進に対して県民の皆さんとのコンセンサスが少なかったのではと感じていますので、その辺をしっかり知事にも理解していただいて」