宮城県の気仙沼市や南三陸町などで生産するブランド米、南三陸米の出荷が始まりました。

 気仙沼市の階上精米センターで行われた新米出発式には、JAの関係者などが出席しました。

 南三陸米はひとめぼれの一等米から厳選された地域ブランド米で、新米5トンが第1便のトラックに積み込まれました。

 等級検査の結果は良好で、例年以上の食味や香りが期待できるということです。

 一方で肥料などの生産コストが高騰しているため取引価格も上昇していて、価格は10キロ当たり6000円前後と前年に比べて3割ほど高くなっています。

 JA新みやぎ南三陸地区千葉正人筆頭理事「地元の農家が自信を持って生産している米でございますので、安心して消費者の皆様には味わっていただきたいなと思っているところです」

 南三陸米は主に気仙沼市や南三陸町のスーパーなどで販売され、前年と同じ150トンの出荷を目指しています。