第三者への譲渡ができないJRの乗車券を他人に使用させ利益を得る目的で購入したとして、ベトナム人の男が再逮捕されました。

 詐欺の疑いで再逮捕された仙台市太白区向山のグエン・バオ・ハ容疑者(29)は4月、JR東日本が外国人向けに販売するJRイ−ストパスを不特定多数の人に有料で使用させ、利益を得る目的で購入した疑いが持たれています。

 パスは大人1枚3万円で、5日間東日本エリアの新幹線などを自由に利用でき第三者への譲渡は禁止されています。

 グエン容疑者はSNSで購入者を募り、1回約4000円で貸し付けていたとみられ、駅構内のロッカーなどでパスや現金を受け渡ししていたということです。

 グエン容疑者は、ベトナム人同士で組織的にパスを貸し付けていたとみられ、警察はグエン容疑者らの詐欺グループは、少なくとも月に数十万円の利益を得ていたとみて余罪を調べています。