楽天イーグルスは30日、クライマックスシリーズ進出を争うロッテとの直接対決に敗れ、1試合も負けられない状況に追い込まれました。

 先発のチームトップタイ11勝を挙げている早川は、立ち上がりから鋭く落ちるフォークがさえわたります。5回まで2塁すら踏ませません。

 6回表、1アウト1塁2塁とこの日初めてのピンチを招きますが、荻野を低めのストレートでダブルプレーに打ち取り、得点を与えません。

 0−0で迎えた7回表でした。早川はポランコに甘く入ったストレートを捉えられ、先制のソロアーチを浴びてしまいます。7回1失点でマウンドを降り、味方の反撃を待ちます。

 1点を追う打線は8回裏、得点圏にランナーを置き浅村の鮮やかなセンター返しでセカンドランナーが生還、頼れる4番の一打で同点とします。

 同点で迎えた9回表、マウンドに上がった則本は2塁3塁のピンチを迎えます。ここで佐藤都志也に痛恨の勝ち越しタイムリーを許してしまいます。

 9回裏、1アウト1塁の場面で石原がまさかの送りバント失敗。続く小郷も倒れて3位ロッテとの直接対決に1点差で敗れ、ゲーム差が4に広がりました。

 今江敏晃監督「ここまで来たら勝つか負けるかという中で粘り強く戦えたけど、最終的に追い越された。切り替えて明日の一戦に備えるしかないと思います」

【30日】楽天1−2ロッテ@楽天モバイルパーク宮城