2024年のノーベル平和賞を「日本原水爆被害者団体協議会」が受賞したことについて、「宮城県原爆被害者の会」の木村緋紗子さんがkhbのインタビューに答えました。

木村さんは「一緒に活動していた人たちが生きているうちにもらいたかった」と感想を述べました。

 木村緋紗子さん「もらったのか、良かったなって正直思いました。だけど、今くれるんだったらなぜ先人たちが生きてるうちにくれなかったのかなってことを先に私は考えました。そうしたら先人たちはどんなに喜んだんだろう、喜ばしかったろうって」

 10月11日、日本被団協のノーベル賞受賞が決まった直後に自宅で取材に応じた木村さん。

 8歳の時に、広島の爆心地からおよそ1.6キロの場所で被災し、父や祖父らを原爆で亡くしました。

 木村さんは、日本各地だけなくアメリカも訪れ原爆の悲惨さを訴え続けてきました。

 ノーベル賞受賞を喜びながらも、いま、世界で起きている戦争を止めることが何より大事だと考えています。

 「先人たちがどれだけ待ったか。こんなものをもらうんだったら戦争やめてほしい。そっちの方が私はうれしいです。はっきり言って」