宮城県石巻市の下水道工事をめぐる官製談合事件を受け、市は関与した職員2人を懲戒免職の処分にしたと発表しました。

 斎藤正美石巻市長「私をはじめ市職員に対する市民の信頼は、極めて深刻な状況にあると考えております。全庁が一丸となって公平公正な業務の遂行に全力を挙げて取り組むよう訓示します」

 斎藤正美市長は、幹部職員約40人に再発防止に向けた訓示をしました。

 事件に関与した職員2人は10日、いずれも執行猶予付きで懲役1年6カ月と懲役1年の有罪判決を受けています。

 これを受けて市は21日付で2人を懲戒免職処分とし、当時の上司ら4人も減給処分としました。

 斎藤正美石巻市長「全ては市長である私の責任でございまして、市民の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしましたことを心からひたすらおわび申し上げ、そしてこういうことが2度と無いようにしっかりと取り組んでいくことをお約束させていただきたい」

 市では、部長らでつくる委員会が11月中にも再発防止策を取りまとめる方針です。