仙台市泉区の50代の男性が、マッチングアプリを通じて親しくなった女性2人に暗号資産の投資やネットショッピングのサイト運営を持ちかけられ、合わせて約2800万円をだまし取られました。

 警察によりますと、仙台市泉区の無職の50代の男性は、今年8月、マッチングアプリを通じて親しくなった女性を名乗る人物から、暗号資産の投資を持ちかけられました。

 男性は指示された専用サイトに登録し、約980万円相当の暗号資産を指定されたアドレスに送金しました。

 さらに男性は、同じ時期に同じアプリで知り合った別の女性を名乗る人物から、ネットショッピングサイトの経営を持ちかけられ、商品の仕入れ代金や税金の名目で、今度は約1800万円を指定された口座に入金しました。

 男性は、同じような手口の詐欺被害に関する報道を見て警察に相談し、被害に気が付いたということです。

 警察は、女性を語る人物が同じ詐欺グループの可能性もあるとみて、捜査を進めています。