航行中の船で発生した急病人の元に医師らを派遣する、洋上救急制度の救助者数が1000件になりました。
1000件目の救助を行った仙台医療センターの工藤公平医師と中鉢泉看護師に、第二管区海上保安本部から感謝状が送られました。
2人は9月、宮城県石巻市沖を航行中の漁船から「30代の乗組員が腹痛を訴えている」との救急要請を受け、ヘリコプターに乗り込み現地で救急対応に当たりました。
工藤公平医師「機内も揺れる中で、患者の容体に注意しながらというのが非常に神経を使う活動でした」
中鉢泉看護師「何キロ先の患者も治療することができる医療の質の高さを実感しました」
洋上救急は1985年の運用開始以来、今回で1000件目です。