宮城県の精神保健福祉審議会が開催され、県立精神医療センターを今の所在地の名取市で建て替えることについて、全会一致で「妥当」と決議しました。

 県は、病院再編で名取市の県立精神医療センターを仙台市青葉区の東北労災病院と合築し富谷市に移す構想でしたが、患者や専門家から反発が相次いでいました。

 13日夜に9カ月ぶりに開催された審議会で、県は富谷市と名取市にそれぞれ新病院を置く案、精神医療センターの機能を数年かけて富谷市に移す案に加え、新たに名取市で建て替える案を示しました。

 審議会は、全会一致で名取市での建て替えが妥当と決議しました。

 県は「審議会の意見を重く受け止める」としています。