成年後見制度を悪用し管理する銀行口座から現金1200万円余りを横領したとして、元社会福祉士の男が在宅起訴されました。

 業務上横領の罪で在宅起訴されたのは、仙台市青葉区の元社会福祉士、加藤誠被告(48)です。

 加藤被告は2019年から2024年4月までの間、いずれも宮城県に住む被後見人の80代女性と被保佐人の90代男性の銀行口座から現金約1200万円を横領した罪に問われています。

 加藤被告は宮城県の高齢者施設に勤務していて、9月に仙台家庭裁判所の告発で横領が発覚しました。

 加藤被告は調べに対して容疑を認めていて、横領した金は家のローン返済や遊興費として使ったとみられるということです。