首都圏などで相次ぐ闇バイトによる強盗事件を受け、宮城県警は学生が闇バイトを通じて犯罪に巻き込まれることを防ごうと、大学の教職員を対象とした研修会を緊急で開催しました。
研修会には、宮城県の大学の教職員ら約30人が参加し、警察が実際のSNSへの投稿を元に闇バイトの募集の手口などを説明しました。
犯罪グループは、まず「高収入バイト」や「即日即金」「ホワイト案件」などの言葉を使って求人します。
応募した人は、秘匿性の高いSNSのテレグラムやシグナルなどに誘導され、特殊詐欺の受け子や強盗を指示されます。
断ろうとしても応募した際に提出した履歴書や免許証などを元に脅迫され、詐欺や強盗などに加担してしまうということです。
宮城県警生活安全企画課戸島和樹課長補佐「少しでも何かおかしいなと感じる場合は、絶対に応募しないということをあらゆる機会を通じてご指導いただきたい」
警察は、闇バイトと知らなかったという言い訳は通用しないとした上で、闇バイトに応募してしまった場合は、すぐに警察に相談するよう呼び掛けています。
大学職員「誘いの手口が非常に狡猾で、応募させやすいものに引っ掛かってしまうことがよく分かったので、学校としても考えていかなければと思いました」