仙台市太白区秋保地区で浮上した太陽光パネル製造工場などの建設構想に反対する地元住民が、宮城県に慎重な対応をするよう求める陳情書を提出しました。

 秋保小学区連合町内会大江広夫会長「森林伐採を前提とする計画で自然と共にあった私たちの生活を根底から揺るがす」

 宮城県庁で陳情書を提出したのは、秋保地区の町内会や商工会、旅館組合など10の団体です。

 太白区秋保町長袋から青葉区上愛子にかけての山林では、沖縄県の開発企業が太陽光パネル工場と大規模太陽光発電所の整備を検討しています。

 住民らは陳情書の中で計画に反対する意思を改めて示し、県に対しては法律や条例に則って厳正に対応するよう求めました。

 住民らによりますと、3月に開催された地権者向けの説明会以降事業者からの連絡は無く、地元では不安の声が広がっているということです。

 県は、事業計画が提出された際には内容を検討し厳正に対応したいとしています。