被害総額は20兆円を超えるなど、ロサンゼルスの山火事が拡大しています。

 カリフォルニア州・ロサンゼルス近郊で発生した山火事。現在も3つの山が燃えていて、鎮火の見込みは立っていません。

 この大規模火災により、これまでに24人が死亡。住宅など1万棟以上が被害を受け、およそ18万人に避難命令が出されています。

住民 「私はあそこにある山の麓に住んでいます。夜中、警察が家に来て避難するよう言われました」 「『どうする?どうする?』『避難しないと!私物を持って』と、すべてを持って避難しました。外に出ると、すぐに自宅が燃えているのが目に入りました」

 そうしたなか、ロサンゼルス市の消防局局長が、市がおよそ27億円規模の予算を削減したことで消火に悪影響を及ぼしたと指摘。100台以上の消防車が稼働できない状態にあると明かしました。

 また、消火栓の水圧が低下していた可能性も浮上…。州知事や市長の責任を問う声も上がることとなりました。

 一方、バイデン大統領は市民への支援を表明していますが、復興はそう簡単ではないようです。

バイデン大統領 「とんでもなく長い道のりになりそうだ。時間がかかるだろう」

 しかし、山火事の被害は何もアメリカだけではありません。ここ数年でカナダやギリシャ、オーストラリアなど多くの地域で発生。

 その原因の一つと指摘されるのが、気温の上昇や乾燥などをもらたす「気候変動」です。

 そして、その影響を受けているのは日本も。

Xから 「最近の日本の夏は火が付くほど暑い…」 「山火事が起きてもおかしくないのでは」

 多湿であることが知られる日本ですが、もしや、ひとごとではないのか…。