13日は成人の日です。宮城県内では12日にほとんどの自治体で二十歳を祝う式典が開かれ、若者たちが決意を新たにしました。 仙台市で開かれた「はたちの集い」には約7300人が出席し、友人との再会などを喜びました。

 式では、出席者を代表して10人の若者が誓いの言葉を述べました。

 誓いの言葉「めまぐるしく変化する時代を力強く、そしてたくましく、それぞれが選んだ道を歩みながら、希望ある未来を作り上げていくことをここに誓います」

 参加した人「僕たちの代は(コロナで)卒業式ができなかったり、修学旅行に行けなかった学校もあったので、乗り越えたから今があると思っている」「今、子どもについて専門学校で学んでいるので、保育所や幼稚園とは違った子どもと関われる施設で働きたいと考えています。笑顔が素敵な女性になりたいです」

 また、気仙沼市でも式典が開かれ、二十歳を迎えた447人が出席しました。

 誓いの言葉「震災による深い心の傷を抱えながらも、その経験を胸に刻みながら、それぞれが一歩一歩前進を続け普通の生活ができるという喜びを噛み締めながら、二十歳を迎えました」

 参加した人「気持ちの面で(震災から)立ち直れてない部分もあると思うんですけど、新しい方向性で立ち直れてきてるのかなと思っています」「本当にあっという間に二十歳になったんだなという感じですね」「何もなくなってしまった14年前から復興が進んで活気のある町が取り戻されているので、地元に帰ってきて気仙沼に貢献できるような人に私もなりたいと思っています」