キャベツの高騰はいつまで続くのか。今度は大雪が意外な影響を…。

■価格高騰いつまで続く

 ブランドキャベツ「雪下キャベツ」の産地、福島県猪苗代町。

 全国的なキャベツの価格高騰が続くなかで、今度は積雪が例年の2倍を超え、キャベツ農家に影響を与えていました。

花雅 渡部雅幸さん 「大変。雪多すぎ。正直雪が多すぎて、畑に行けない」

 雪の下で一定期間保存することで、甘みやうまみが凝縮するとされる「雪下キャベツ」。実は今年、この大雪を見越して事前に対策が行われていました。

 前もって、1万5000玉のキャベツを収穫。集めておき、上から雪をかぶせて保存していました。

渡部雅幸さん 「これが本来の雪下キャベツのもともと。雪国の昔からの保存方法の“雪室”。(雪が)1メートルも乗っていると、キャベツが重みで潰れてしまう。これ以上は正直、降ってほしくない」

 長引く“キャベツの価格高騰”は、お好み焼き店にも。

お好み村 八昌 豊田典正代表 「一番高いんじゃないかな。(キャベツ1玉)800円前後はする」

 先月は1玉およそ700円が、今月15日はおよそ800円と、100円も上がっているそうです。

豊田典正代表 「皆が困っている。いとおしいキャベツだが、もうちょっと安くなってくれたうれしい。広島のお好み焼きはキャベツたっぷりで作るのが基本。高くても消すわけにはいかない」

 雪下キャベツは普段は直売所で1キロあたり260円で売られていますが、今後値上げする可能性もあります。