16日朝、宮城県各地では渡り鳥の生息調査が行われました。ガン類の数は約24万羽で過去3番目の多さです。

 国内有数の渡り鳥の越冬地、伊豆沼では太陽が昇り辺りが黄金色に包まれるとマガンの群れが沼から飛び立ちます。

 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団嶋田哲郎研究室長「この朝の飛び立ちの羽音、声、数というのは非常に圧倒的な迫力があります。非常に素晴らしい光景です」

 宮城県で越冬するマガンの9割以上が集中する伊豆沼や大崎市の蕪栗沼では15日、天候不良のため生息調査が行えず16日に実施されました。

 調査の結果、宮城県ではガン類が24万6000羽余り、ハクチョウ類は1万5000羽余り、カモ類は約4万4000羽といずれも前年よりも増えていて、ガン類は過去3番目の多さとなりました。

 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団嶋田哲郎研究室長「このまま寒波もなく進めば(例年並みの)2月の上旬から北帰行が始まると考えられます」