気象庁は岐阜県と長野県の県境にある御嶽山で火山活動が活発になっているとして、噴火警戒レベルを「1」から「2」に引き上げました。

 気象庁は御嶽山の山頂付近を震源とする火山性地震が増加しているとして、16日午後10時に噴火警戒レベルを「1」の「活火山であることに留意」から「2」の「火口周辺規制」に引き上げました。

 今後、御嶽山の地獄谷火口からおおむね1キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒し、自治体などの指示に従い危険な地域に立ち入らないように呼び掛けています。

 御嶽山では先月中旬以降、山頂付近を震源とする微小な火山性地震の発生頻度がやや高い状態で推移していました。

 御嶽山で噴火警報レベルが「2」に引き上げられるのは約2年半ぶりです。