大樹生命保険は営業職員が契約者から解約返戻金などをだまし取っていたと発表しました。被害は数千万円に及ぶ可能性があるとしています。

 大樹生命によりますと、埼玉支社の三郷営業部に所属していた営業職員の女性は2022年と2024年、3人の契約者から合計約751万円をだまし取っていました。

 嘘の説明で契約者の解約返戻金や積立金などを自分の口座に振り込ませていたほか、虚偽の投資に勧誘して金をだまし取っていたということです。

 現在も調査が進められていて、被害は10人以上、被害総額は数千万円に上るとみられています。

 去年10月、契約者がコールセンターに問い合わせことで発覚し、営業職員は翌月懲戒解雇されました。

 大樹生命の調査に対し、だまし取ったことを認めていて、生活費などに使ったと話しているということです。

 大樹生命は今後の調査を踏まえ、営業職員の刑事告発も検討するとしています。