ガソリンが値上がりし、1リットル190円を超える地域も出ています。日本で最も高くなった県を取材しました。

■ガソリン“最も高い県”は?

 16日から政府の補助金が縮小し、ガソリンの価格が値上がりしています。

 札幌市のガソリンスタンドはレギュラーガソリン1リットルあたり4円値上げし、185円に。

客 「高いけど入れるしかないので、仕事で。もうしょうがないかな」

 新潟市のガソリンスタンドは6円値上げし、188円に。

 石油情報センターによりますと、平均小売価格で190円を超えているのが長野県です。

 1リットルあたり平均190.6円で、22週連続で全国最高値となっています。

 なぜ長野はガソリンが高いのでしょうか。

長野経済研究所 主任研究員 寺嶋孝太郎さん 「輸送費、それから取扱量が関係している」

 理由その1、輸送費。

長野経済研究所 主任研究員 寺嶋孝太郎さん 「海から遠くて、面積が広い、また中山間地域の多い長野県内については、他県に比べて輸送費が高くなってしまう。小売価格も高くなってしまう」

 理由その2、取扱量。

長野経済研究所 主任研究員 寺嶋孝太郎さん 「都市部に比べて長野県内はガソリンの取り扱い量も少なくて流通や販売にかかる単位あたりのコストが割高になる。ある程度の価格を上乗せしないと、経営を続けられなくなる」

客 「家計にすごく響いています。車がないと生活できないので仕方ない」