大学入学共通テストに今年から「情報」の科目が追加されITスキルが求められるなか、少年院でプログラミングなどの「情報活用能力」の育成に向けた取り組みが始まっています。

 東京・八王子市にある多摩少年院では23日、プログラミング能力育成のための試験授業が行われました。

 17歳から20歳までの12人が参加した授業では、簡単な動作で指定した音などを出すようにプログラムすることができるツールを使い、与えられた課題に取り組みました。

在院者 「これからどんな仕事をするにしてもプログラミングに関わると思うので、知っておいて損はないかなと」 「ネットとかそういうのが色々と発展している中なので、社会に出て困らないように、少しでも知っておいたら困ったりはしないのかなと思った」

 講師を務めた担当者は、「目の前の課題をどう解決するかというプログラミング的思考を身に付けてほしい」と振り返りました。

 法務省は来年度中に全国の少年院でプログラミングの授業を実施できるよう調整しているということです。