人手不足感の強い半導体分野の人材育成を進めようと、未経験の社会人向けの研修が東北大学で開催されました。
東北大学の研究施設に集まったのは、人材派遣会社に所属する男女5人で、いずれも半導体分野のエンジニアは未経験です。
研修は派遣会社が主催し、普段は事務職などとして派遣されている社員に半導体分野を経験してもらう狙いがあります。
参加者は半導体の基板=ウェハーの上に材料を塗るなど、実際に手を動かして半導体の基本的な仕組みを学んでいました。
参加者「普段は工具などを使った仕事をしているんですけど、細かい作業だと慣れない部分があり難しく感じました」「元々は保育園の先生をしておりました。今回初めて半導体の詳しいところを教えていただいたことで、半導体に携わることの魅力を改めて感じました」
この会社が東北の半導体分野に派遣したエンジニアの数は2024年までの5年間で2.7倍に増えました。
スタッフサービス山本周統括ゼネラルマネージャー「中々経験のある方が少ない状況ですので、未経験の方にこのような研修の機会を通じて半導体業界のチャレンジの数を増やしていきたい」