インターネットを悪用した詐欺など、増加するサイバー犯罪の捜査スキルを競う大会が宮城県警で開催されました。

 サイバーセキュリティー競技大会は、サイバー捜査に必要な能力を高めようと宮城県警が2020年から開催しています。

 23日の決勝には、宮城県の全警察署や部局の56チームによる予選を勝ち抜いた10チームが出場しました。

 デジタル機器を駆使して不正アクセスの解析など10問に取り組み、正解数と速さを競いました。

 競技の結果、県警本部の組織犯罪対策局が優勝しました。

 サイバー犯罪対策課津志田浩孝課長補佐「毎年見ておりますとだんだん警察職員の知識、技能のレベルが上がってきていると実感しているところであります。このような大会を含めて、今後も教養訓練を実施して警察職員の能力を高めていきたい」

 宮城県警によりますと、2024年1月から11月末までのサイバー犯罪の検挙数は297件で前年同時期を6件上回るなど、年々増加傾向にあります。

 最近ではクレジットカード会社や宅配業者を装うフィッシングメールも増えていることから、県警が注意を呼び掛けています。