国会ではこの後、開会式が行われ、通常国会がスタートします。少数与党政権のあり方が問われます。

 (政治部・澤井尚子記者報告)  石破総理が早朝、姿を見せたのは都内のお寺でした。野党の議員もいるなかで、早速、施政方針演説に触れ、アピールしました。

石破総理大臣 「本日の施政方針は、ややちょっと不思議なことを申し上げるかもしれませんが、楽しい日本を目指したいということを申し上げたい」

 演説では、総理が最も力を入れる地方創生を「令和の日本列島改造」と位置付け、5本柱で打ち出します。

 国会での最大の焦点は予算案の年度内成立です。

 野党側は、夏の参議院選挙も見据えて強気に修正を求めていく考えです。

立憲民主党 野田代表 「徹底して調べて、そして調べ抜いて、予算の修正につなげるような、そういうダイナミックな動きにしていきたい」

 与党側は、維新と「教育無償化」、国民民主とは「年収103万円の壁」の引き上げを巡る協議も続けながら、賛成を取り付けられる政党を探る考えです。

 その他、政治とカネを巡る「企業・団体献金」の扱いや、公明党も導入に積極的な「選択的夫婦別姓制度」も焦点です。

 総理周辺によると、トランプ大統領の就任演説を聞いた際、「自分もあれくらいのこと言いたいな」とつぶやいたということですが、実際は丁寧で謙虚な姿勢で臨む考えです。