アメリカのトランプ大統領は、世界の政財界のトップが集まる「ダボス会議」で政策金利の引き下げを求める考えを示しました。
トランプ大統領 「サウジアラビアとOPEC(石油輸出国機構)に原油価格の引き下げを求める。価格が下がれば直ちに政策金利を引き下げるよう要求するつもりだ。同様に世界中で金利が引き下げられるべきだ」
23日、トランプ大統領はこのように述べ、原油価格が下がればFRB=連邦準備制度理事会に対して利下げを求める考えを示しました。
さらに、アメリカで製品を製造する企業の法人税率を15%に引き下げるとしたうえで「生産拠点をアメリカに移せば、地球上のどの国よりも低い法人税率を約束する。一方、アメリカで製品を作らなければ関税を支払う必要がある」と牽制(けんせい)しました。