中国の王毅外相が新しく就任したアメリカのルビオ国務長官と電話で会談しました。王毅外相は台湾に関する中国の立場を改めて強調しました。
中国外務省によりますと、王毅外相は先週の習近平国家主席とトランプ大統領の電話を「米中関係の発展にとって新たなターニングポイント」だと指摘しました。
また、中国に対するアメリカの警戒感を念頭に「我々は誰かを超えようとか誰かに取って代わろうとは思っていない」と主張しながらも、「正当な発展の権利は必ず守り抜く」と述べています。
また、台湾については「分裂は決して許さない」と強調しました。
そのうえで、アメリカ側に「自らのことをきちんと処理し、両国の人民と世界平和のために建設的な役割を果たしてほしい」と希望しています。
一方、アメリカ国務省によりますと、ルビオ国務長官はトランプ政権は米中関係でアメリカの国益を最優先に追求すると強調し、台湾や南シナ海での中国の威圧的な行動について深刻な懸念を示しました。