フランス・パリの「ルーブル美術館」が、老朽化や訪問者の増加で大規模な改修工事が必要だとして、政府に対応を求めています。

 1793年に開館した「ルーブル美術館」では、老朽化で水漏れや、天井の損傷などが相次いでいます。

 去年はおよそ870万人が訪れ、混雑による温度変化で作品の保存が危ぶまれ、およそ7万平方メートルの展示スペースに対しトイレや休憩場所が少ないなど、大規模な改修が必要だと館長が訴えています。

 財政難のフランスで公的支援が不安視されるなか、28日にマクロン大統領が現地を視察する予定です。