27日、フジテレビが一連の問題を受けて開いた会見は10時間を超え、28日未明まで続きました。辞任した港前社長は「人権への認識が不足していた」などと謝罪しました。

フジテレビ 港浩一前社長 「人権コンプライアンスについての対応を誤り、女性への会社としての対応が至らず、放送業界の信用失墜にもつながりかねない事態を招いてしまったことについて深くおわび申し上げます。申し訳ありませんでした」

 フジテレビは冒頭、嘉納会長と港社長の辞任を発表しました。

 港氏は中居氏と女性とのトラブルについて、「人権侵害が行われた可能性がある事案」だと述べました。

 また、「適切に社内で共有されず、中居氏に関しても正式に調査が行われなかった」などと説明し、「認識が不足していた」と謝罪しました。

 社員の関与については、改めて否定しました。

 新社長には、フジ・メディア・ホールディングスの清水専務が就任しました。