国会では、自民党の派閥の裏金事件に関する参考人招致を巡る与野党の調整が難航し、新年度予算案の審議日程に影響が出ています。

 参議院では、29日も代表質問が行われています。

 自民党は当初、代表質問を終えた後、29日のうちに予算案の審議に入る日程を想定していましたがずれ込むことになりました。

 参考人招致について、自民党は、民間人であることや司法の判断が出ていることを理由に反対しています。

 朝、野党側に改めて30日の午前中に参考人招致を行うかどうかを採決し、午後から予算委員会で実質的な審議に入りたいとの考えを伝えました。

 野党は、応じない方針で29日午後も引き続き協議が行われます。