埼玉県八潮市で道路が陥没してトラックが転落した事故から72時間が経ちました。運転手の男性は今も見つかっておらず、救出に向けた作業が続いています。
(社会部・阿部佳南記者報告) 先ほどから現場付近の道路では掘り起こしの作業が行われていて、中に埋まっているガス管などの状態を確認する点検をしています。
この先にある救助現場にもガス管がのびていて、現場で作業をする際の安全性をより確実にするためのものだということです。
そして作業は午前中から時折、活発になってきています。
消防によりますと、穴の直径は最大およそ40メートル、深さはおよそ15メートルです。
現在は、穴の内部に入るために緩やかなスロープを作っているところで、重機や人が安全に穴の内部まで降りられるようにするものだということです。
現時点では順調に作業が進んでいて、早ければ来月1日にもスロープが完成します。
ただ、穴の中には頻繁にアスファルトの破片が落ちてくるなど、依然、現場は危険な状態です。
また、中では水も激しく流れていて、破損した雨水管から川の水が逆流している可能性があります。
すでに発生から72時間以上が過ぎました。
消防は、まずはスロープが完成するまでは救出には移れないとして急ピッチで作業を進めています。