経営側と労働組合側が参加する「経団連労使フォーラム」が開かれています。労使双方が賃上げの定着を掲げ、今年の春闘での議論を本格化させます。

経団連 十倉雅和会長 「“賃金は上がっていくもの”という考えをソーシャルノルム(社会的規範)にするには、約7割の働き手を雇用する中小企業の賃金引き上げなくしては実現できません」

 冒頭にあいさつした経団連の十倉会長は、賃上げを中小企業に波及させるため、適正な価格転嫁と販売価格のアップを大企業だけでなく「社会全体で受け入れることが必要」と強調しました。

 午後には連合の芳野会長が大手など全体で5%以上、中小企業で6%とする賃上げ目標など、組合側の方針について講演する予定です。