埼玉県八潮市の道路陥没事故で、穴の中の水を減らすために4日、県が強く呼び掛けた水の使用制限について、県は「期待したほどの効果はなかった」との見解を示しました。
八潮市で道路が陥没しトラックが転落した現場では、運転手の男性が取り残され今も安否が分かっていません。
穴の中で流れている下水とみられる水が救助作業の妨げになっていることから、県は4日午後、周辺住民に対して、より一層の水の使用制限を呼び掛けました。
県などによりますと、内部の水は多少減ったとみられますが、「期待したほどの効果はなかった」ということです。
消防は現状の水位では本格的な救助に踏み切るのは難しいとして、水の使用制限の呼び掛けを再び要望する可能性があります。