間もなく花粉の飛散が本格化します。専門医は平年を上回る飛散量とみていて、花粉症の人にとってはつらい季節となりそうです。
仙台市泉区の加茂耳鼻咽喉科には、花粉症の症状を訴え診察を受けに来た人の姿が見られました。
患者「外に出ると目がちょっとかゆいくらいで、マスクをしていればまだそこまで症状は出ない。本当は好きな季節なんですけど春が、ちょっと憂鬱な気分になります」「発症を抑えたり軽減するための薬を事前から飲んでいる。早く終わらないかな花粉のシーズンが」
こちらの病院では独自に花粉の飛散を調べていますが、まだ確認されていません。
ただ、1月末から予防も含めて患者の数が増えています。
3日までの患者数はここ10年あまりで最も多く、飛散が多かった前年とほぼ同じ水準です。
加茂耳鼻咽喉科柴原義博院長「ほとんど飛んでいないですけど、敏感な方は症状が出ている人もいますね」
柴原院長は花粉の飛散開始を平均並みの2月26日前後と予測していて、その後10日ほどかけて本格化するとみています。
スギの芽の数が前年と同じ程度確認されたことから、飛散量は平年を上回り過去10年で最も多かった前年に匹敵する可能性もあるとみています。
柴原院長は、早めの対策を呼び掛けています。
加茂耳鼻咽喉科柴原義博院長「同じ薬を症状がしっかり出てから飲むのと、事前に同じ薬を飲んでいた人で全然違うんですね。やっぱり早く医療器を受診して、抗アレルギー剤を早めに飲むのは一番いいと思います」