埼玉県で発生した下水道管の破損などが原因とみられる道路の陥没事故を受けて、仙台市が緊急点検を行っています。
仙台市の緊急点検は、敷設から50年以上が経過し直径が2メートル以上のコンクリート製の下水道管が対象で、総延長は16.5キロです。
緊急点検は3日から始まり、マンホールのふたを開けて下水道管の内部を点検しコンクリートを腐食させる硫化水素の濃度を調べたり、カメラを入れて腐食の程度を確認したりする調査が行われています。
4日はレーダーで道路の下の空洞を検知する装置を載せた車を走らせ、異常が無いかを確認しました。
仙台市下水道調整課鎌田清孝課長「より古くなった下水道管を優先的に、毎年数十キロの調査を行っております。適切な維持管理に努め、道路陥没の発生が少しでも無くなるよう努力してまいりたいと思う」
仙台市によりますと、これまでに異常は確認されなかったということです。緊急点検は6日まで続けられます。