5日の東京株式市場、日経平均株価は小幅に値下がりしました。

 前の日のアメリカ市場で企業の決算発表が予想を上回ったことなどから、主要な株価指数がそろって上昇した流れを受けました。

 半導体関連株を中心に買いが広がり、上げ幅は一時、300円を超え、節目の3万9000円台を回復しました。

 しかし、買いが一巡したあとは、急速に円高が進んだことも重なり、上げ幅を縮めました。

 結局、午前の終値は4日より71円低い、3万8727円でした。

 外国為替市場の円相場は、アメリカで発表された雇用関連の指標が予想を下回り、景気の減速を示したという受け止めから長期金利が低下しました。

 このため、運用に有利な円を買って、ドルを売る動きが先行し、1ドル=153円台で取引されています。