オーストラリア政府は、中国の生成AIDeepSeekについて、「容認できないレベルのリスクをもたらす」として、政府機関のパソコンなどの端末での使用を禁止しました。

 オーストラリア内務省は4日、文書を発表し、ディープシークについて国の安全保障上の脅威やリスクについて検討してきたことを明かしました。

 その結果、「容認できないレベルのリスクをもたらす」と判断し、政府機関のパソコンやスマートフォンなどでの使用を禁止したということです。

 内務省は「データが収集され違法に外国政府へさらされるリスクを管理しなければならない」としています。

 ディープシークを巡っては、台湾でも情報漏洩(ろうえい)などの懸念から公的機関における使用が禁止されたほか、イタリアでは利用者を保護するため国内からのアクセスを遮断しています。