一気に寒くなり、ヒートショックに注意。危ないのは「お風呂」だけじゃないのです。その対策は。

60代の人 「風呂場は必ず、ヒートショックにならないように脱衣の所まで温めて入るようにしてます」

50代の人 「風呂場。あそこら辺は怖いですね」

80代の人 「『気を付けて』と声に出しながら、特に入浴は気を付けてます」

 急激な温度変化で血圧が乱高下して起こるヒートショックは脱衣所、浴室などで起こることが多いのですが、温度差があれば、それ以外の場所でも危険が潜んでいると専門家は指摘します。

ヒートショックに詳しい早坂信哉医師 「(ヒートショックは)温度差があれば、どこでも起こることで。リビングからトイレに行くと、トイレは暖房が付いていないことが多い。(トイレ)でもヒートショックが起こり得る。廊下も寒いことが多い」

60代の人 「そうなんですか、お手洗いでも?そうなんですか、気を付けないといけませんね」

 ヒートショックの対策。特に注意が必要とされている高齢者施設では…。

ナーシングホーム らもーれ 中村昭裕さん 「室温や入浴の温度など、できるだけ寒暖の差がないように気を付けている」

 エアコンに加え、天井にはヒーターが取り付けられていて、必要に応じて使用しているといいます。

 室内だけでなく、洗濯物を干す際や、ごみ出しなど、ほんのちょっと外に出る時も注意が必要です。

ヒートショックに詳しい早坂信哉医師 「寒さに身をさらすと(人によっては)血圧が40から50ぐらい上がる。特に寒波が来る場合は寒さに身をさらさないということ。1枚、羽織ってもらうと良い」

60代の人 「ありがとうございます。良いこと伺いました。たくさん着て防衛します」