2024年に囲碁界のオリンピックと言われる国際大会で優勝した、仙台市出身の一力遼棋聖の功績をたたえて宮城県からは県民栄誉賞、仙台市からは賛辞の楯がそれぞれ贈られました。
一力遼棋聖は2024年、中国で開催された第10回応氏杯世界選手権に日本代表として出場し初優勝を果たしました。
仙台市の郡市長は「仙台にとっても大変うれしく誇らしいビッグニュースだった」と功績をたたえ、芸術や文化、スポーツで仙台市のイメージアップに貢献した人に贈る賛辞の楯を手渡しました。
一力遼棋聖「賛辞の楯を授与していただきまして、また優勝の実感が改めて湧いてきたという感じであります。自分が実際に打っている姿を見せるとか大会を開催するとか、そういった形で仙台市の皆様に還元していきたいと思ってます」
この後一力棋聖は宮城県庁を訪れ、県民に夢と希望と活力を与えたとして、県民栄誉賞が授与されました。
一力遼棋聖「文化人としては初めての(県民栄誉賞の)受賞だということで、非常にうれしい。宮城県を代表してという気持ちは強くなったし、更に上を目指してやっていきたいという思いは賞をもらって高まっています」
一力棋聖は、6日まで仙台市青葉区の宮城県知事公館で行われていた棋聖戦7番勝負の第3局で惜しくも負けてしまい、現在1勝2敗です。