富山県高岡市で仕出し弁当を食べた29人が体調不良を訴えました。原因は「ノロウイルス」とみられています。

 14日、高岡市内の病院から「配達弁当を食べた職員7人が食中毒の症状を訴えている。うち1人が簡易診断キットでノロウイルス陽性となった」と市の保健所に連絡がありました。

 富山県によりますと、弁当は今月12日から13日にかけて高岡市内の仕出し弁当店で作られたもので、およそ1000食を400軒ほどの病院や事業所に昼食として届けたということです。

 このうち6つの施設で、20代から60代の男女少なくとも29人に下痢や嘔吐(おうと)などの症状が表れました。

 その後の検査で10人の便からノロウイルスが検出されたため、保健所は食中毒と判断し、仕出し弁当店に3日間の営業停止を命じました。

 弁当店の担当者は「工場の点検と従業員の衛生管理を徹底し、再発防止に努めたい」としています。