緊急時に妊婦を病院まで送る時の対応方法を学ぼうと、仙台市太白区のタクシー会社で講習会が開催されました。

 講習会に参加した20人の運転手は、講師の助産師から妊婦を乗せる時にシートベルトはお腹を圧迫しないように骨盤の位置に着けることや、不安にさせない声掛けなどを学びました。

 胎児の体重に近い約4キロの重りを付けて車を乗り降りし、妊婦の感覚を体験しました。

 運転手「狭くて大変だ。結構重くてシートベルトしづらいですね。妊婦さんの気持ちが分かりますね」

 日交タクシーでは、陣痛でつらい時や具合が悪くなった時に事前に登録した病院まで妊婦を送迎する陣痛119番サービスを実施していて、通院を含めると年間約3000件利用があるということです。

 運転手「不安な気持ちで乗って来ると思うので、不安を取り除いてあげる対応をしていけたら良いのかなと思います」