宮城県県議会の代表質問が18日から始まり、村井知事が意欲をみせるイスラム教徒のための土葬墓地について反対意見も出ました。
代表質問1人目は最大会派の自由民主党・県民会議で会長を務める佐々木賢司県議で、自民党は村井知事の出身母体で身内とも言える議員ですが、土葬は日本文化になじまないと訴えました。
佐々木賢司県議「郷に入っては郷に従えが原則と考えます。そもそも市町村の許可が無ければ土葬墓地の設置はできません。受け入れる市町村があると考えているのか」
これに対し、村井知事はあくまでも設置に向けて検討を進める考えを示しました。
村井知事「市町村や地域住民の理解は重要だと考えていることから、課題の整理や解決方法の検討を丁寧に進めてまいります」
議論は、宿泊税や仙台医療圏の病院再編など時に批判の声が相次ぐ知事の政治手法に移ります。
佐々木賢司県議「もっと真摯に受け止めていただいて、しっかりと県民の声には耳を傾けていただきたい。言葉が、ごめんなさい、軽いと思う。もっと慎重になっていただきたい」
村井知事「そういうお叱りの声があるということであれば、しっかり受け止めないといけないと思っている。丁寧に説明しながら、さらにギア、スピードを上げて色々な事に果敢にチャレンジしたい」