宮城県白石市が発注した公共工事をめぐり、入札情報を漏らしたなどとして白石市職員と土木会社の代表が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは白石市上下水道事業所工務係の係長、平間大地容疑者(36)と草刈工務店の代表、草刈俊彦容疑者(63)です。
平間容疑者は2023年9月、白石市が執行した配水池の屋根の防水工事で予定価格や他の業者名を事前に教えた官製談合防止法違反の疑いが持たれています。草刈容疑者は、入札妨害の疑いが持たれています。
白石市によりますと、この工事の入札予定価格は402万1000円で、当時の指名競争入札には計5社が参加し、草刈工務店が343万4500円で落札したということです。
白石市の佐藤祐子総務課長は「逮捕の連絡に衝撃を受けている。捜査に協力し詳細を把握し厳正に対処したい」と話しています。