群馬県渋川市の養鶏場で銅線ケーブルが盗まれた事件で、カンボジア国籍の男らが逮捕されました。養鶏場ではエアコンが停止したため、ニワトリ5万羽以上が死んだということです。

 カンボジア国籍のサー・ラシィ容疑者(33)ら3人は去年8月、渋川市内の養鶏場から銅線ケーブル約22メートル、時価18万円相当を切断して盗んだ疑いが持たれています。

 警察によりますと、ケーブルが切られたことで敷地内のエアコンが停止し、飼われていたニワトリ約5万3000羽が暑さのため死んだということです。

 3人のうちサー・ラシィ容疑者ら2人は去年7月にも渋川市内の別の養鶏場から銅線ケーブルを盗んだ疑いで逮捕されています。

 また、残りの1人も去年7月、藤岡市内の太陽光発電所から銅線ケーブルを盗んだ疑いで逮捕されています。