IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は福島県を訪問し、福島第一原発近くの海で海水の安全性を検証する調査に参加しました。
この調査は処理水の海洋放出に反対してきた中国が参加し、2024年10月からIAEAの国際的な枠組みのもとで行われています。
中国はこの結果を踏まえ、日本産水産物の輸入を再開する方針です。
今回、中国のほか、韓国、スイスの分析機関も参加し、グロッシ事務局長自ら海水を採水しました。
また、福島県内の除去土壌の中間貯蔵施設を視察し、貯蔵方法がこれまでの報告書通り安全基準に合致していることを確認しました。
福島第一原発も訪れ、東京電力の小早川社長と会談し、廃炉に向けた取り組みなどの説明を受けました。
写真提供:IAEA