ミャンマーの国境地帯にある詐欺拠点に外国人が監禁されている問題で、この地域を支配する国境警備隊が日本人がいるとみられる拠点を封鎖したと発表しました。
(藤富空記者報告) 後ろに見えるのが「KKパーク」と呼ばれる巨大な詐欺拠点です。
ミャンマーの独立系メディアによりますと、国境地帯の一部地域を支配する少数民族武装勢力の国境警備隊が、きのうまでに「KKパーク」を封鎖したと明らかにしました。
「KKパーク」では、けさも拠点の見張り役とみられる人が塀の周りを歩いているのが確認でき、今のところ変わった様子はありません。
この詐欺拠点には、今も多くの外国人が監禁されているとみられ、タイの市民団体は日本人5人も含まれていると指摘しています。
国境警備隊は、別の拠点の摘発を立て続けに行っていて、それが終わり次第「KKパーク」に踏み込みたい考えです。
国際社会からの圧力を受ける形で取り締まりを強化する国境警備隊は、この地域に点在する詐欺拠点を一掃すると本気度を見せています。