アフリカのコンゴ民主共和国で原因不明の病気が広がり、50人以上が死亡しています。
WHO(世界保健機関)によりますと、コンゴ民主共和国の北西部で発熱や出血、下痢を伴う原因不明の病気が広がり、これまでに431人が感染し、53人が死亡したと発表しました。
死亡した人の多くは症状が出てから48時間以内に亡くなっているということです。
国立研究所が発症した患者から採取した検体を調べたところ、致死率の高いエボラ出血熱やマールブルグ病には陰性反応を示したということです。
WHOは最初の発症が確認されたのは先月21日で、北西部の町に住む子ども3人だとしています。
子どもたちは発症前に死んだコウモリを食べたということです。
ロイター通信によりますと、WHOの広報担当者は「数日間で感染が急速に拡大し、公衆衛生上の重大な脅威になっている。正確な原因はまだ分かっていない」とコメントしています。
コンゴ民主共和国では去年、発熱や呼吸困難を伴うインフルエンザに似た症状が出る病気が流行し、12月時点で79人が死亡しました。