フランスのマクロン大統領はアメリカが鉄鋼・アルミ製品に25%の関税を課した場合「ヨーロッパは対抗して相互関税を課すだろう」と牽制(けんせい)しました。

フランス マクロン大統領 「最初の関税は、欧州だけではなく、アルミニウムと鉄鋼に大規模に課せられる。これが確定すれば欧州は反応し、相互関税を課すだろう。なぜなら我々は自らを守り防衛する必要があるからだ」

 フランスのマクロン大統領は28日、外遊先のポルトガルで取材に応じ、アメリカのトランプ大統領がすでに表明している「輸入する鉄鋼・アルミ製品への一律25%の関税」が導入された場合、対抗措置を取る考えを示しました。

 また、マクロン大統領は「関税はインフレを引き起こすので、誰にとっても悪いことだ。そして、アメリカは関税から何も得るものがない」と牽制しました。